TIMSカードの改訂とガイド雇用の義務化

この情報は2023年7月現在のものです。ご参考の際は必ず最新情報をご確認下さい。
ヒマラヤトレッキングについて、ネパール観光局からTIMSカードの手続き改訂とガイドの雇用義務化が予告されていました。今回(2023年7月)、実際トレッキング(エベレスト街道ゴーキョ方面)に訪れてみると次のような状況でしたのでお知らせいたします。

●先ずTIMSカードの手続き改訂についてですが、下の写真左のようにTREK CARDになりました。カードの発行は現地で申請し、取得します。同行したガイドの話によると、これまでカトマンズで事前に取得できましたが、今回から現地で申請、取得するようになったとのことです。費用は予告どおり2000ルピーでした。


手続きを行う場所はルクラの街を出て、坂道を50mほど下った右側の建物(下の写真)です。この窓口で、申請用紙(写真右下)に記入し2000ルピーを支払います。その際、パスポートの提出が求められます。同時に窓口に設置されたカメラで顔写真を撮られ、コンピューターに記録されます。この間、10分ほどかかりました。
トップシーズン(9~11月)は混雑が予想されますので、早めに並ぶと良いでしょう。
また、国立公園の入域料も同じ窓口で徴収されます(上の写真右上)。国立公園のエントランスパーミット(入域許可証)とトレックカードには、氏名・国籍・パスポート№・発行日・領収金額が記載されたシールが貼られます。取得後は建物の左端にある窓口でチェックインし、これで手続き完了です。

●次にガイド雇用の義務化についてです。
 基本的にすべてのトレッカーはガイドを雇用し、同伴しなくてはなりません。しかし、実際はガイドのいない単独トレッカーも見ています。また、ガイドの代わりにポーターを雇えばそれでもOKのようです。ガイド雇用の義務化は始まって間もないので、まだ不確かなところがあります。トップシーズンになればより厳格な対応が求められるかもしれません。
それから、トレッキングに関わるガイドやポーターたちからも通行料が徴収されています。ガイドは1500ルピー、ポーターは150ルピーだと聞きました。彼らにとってはかなりの痛手です。そんなことで申請手続きから出発までかなり手間取ることが予想されます。おそらくトップシーズンの申請窓口は長蛇の列になることでしょう。

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